ページ

Welcome to my blog. This blog about my husband, Euan Craig, who is an Australian potter in Japan; about his works, making process, our life style and our family.

Euan Craig    A Potter's Life

このブログへようこそ。

陶芸家の妻、そして母である三日月こと私が綴るブログです。
オージー親父こと陶芸家の夫、ユアン クレイグの作品、制作過程、展示会や
家族との生活や色々な思いなどを書いています。

いわゆる贅沢はできませんが、
日本とオーストラリア両方の文化を取り入れたハイブリッド(?!)の生活をしています。

笑いあり、涙あり、歌あり、ジョークあり、賑やかに、
夫婦と子供たちと猫2匹で暮らしています。



21年間、益子焼きで活動してきたユアン。

東日本大震災で、震度6強の地震に被災し、
ずっと暮らしてきた栃木県を離れ、
私の実家のある、群馬県みなかみ町で再スタートし、
もうじき12年になります。

子供達の成長も含め、色々なことがありました。

まだまだ力が及ばないことも多々あり、
もがきながらも、私たちなりに頑張っています。

多くの方々、友人たちに助けていただき、
今までに色々なご縁に恵まれました。

ありがとうございます。

これからも私たちなりに頑張っていきますので、どうぞ見守っていてください。







2007/11/23

今年の締めくくりとなる 個展


今年最後の締めくくりとなる
ユアンの個展
24日から始まります。  

初日24日(土)18時から
オープニングパーティーを
ささやかですが行います。

もし都合のつく方や
近くにお越しの際は、
お気軽にお立ち寄り下さい。           



木が成長のために葉を作るように、陶芸家は器を作ります。
それぞれの葉は木の確かな特徴を含んでいますが、
それらは完全で美しさも持っています。
そして二つと同じものはありません。
一年の終わりに、木は燃え立つような色彩で葉を飾り、
世界とそれを分かち合います。
私も、今年の自分の作品とライフ、そして自分の成長を
分かち合うために、この展示会へ皆さんをご招待します。                       

ユアン クレイグ   



Just as a tree makes leaves in order to grow,
so a potter makes pots. Each leaf bears the unmistakable
characteristics of the tree, but every one is complete and
beautiful in and of itself, and no two are the same.
At the end of each year the tree will display its leaves
in a blaze of colours and share them with the world.
I invite you to come share with me again this year,
my work and my life, and see how I have grown.

Euan Craig     



ユアン クレイグ作陶展
ギャラリー・セントアイヴス

11月24日(土)~12月3日(月) 
会期中無休
11/24, 25, 12/1, 2, 3 は作家、ユアンが画廊に居ります。  

東京都世田谷区深沢3-5-13
Tell: 03-3705-3050   

今年のユアン クレイグという樹の葉の色彩をぜひご覧下さい。

2007/11/13

得意?! 不得意?!


人には何かしら、
得意・不得意があると思う。


例外にもれず、ユアンにもある・・。





ユアンの得意なこと:  

もちろん陶芸、料理、歌、
ジョーク、言葉、教えること、手伝い、
さりげない気遣い、家族思い、
自分で色々してしまう、集中力、
好きなこと・興味あることへの追求心
暑さなど・・・・。    



不得意なこと: 

ケンカ、競争、床に座る生活、
人に助けを求めること、コンピューター、
地図である地点を指差すこと(指が太い・・・)
一度に色々出来ない、
寒さなど・・・。

      

人を助けたり、手伝うことはできても
人に助けを求めることが下手なユアンは
自分で薪窯をデザインしました。  

一般的な薪窯、登り窯や穴窯は
何日間も交代しながら焚いていくので、
1人では焚けません。  

でも、地球温暖化に拍車をかける
化石燃料を使うより、
薪窯にこだわりたかったので、

1人で、一日で、省エネで、効率よく焚ける
薪窯をデザインしました。  


乾いていればどんな薪でも焚ける窯。
薪のためにわざわざ木を切り倒さなくていい窯。  
大量の薪を使わなくていい窯。  

最初のデザインした窯は、うまくいかず全部壊し、
一からデザインし直しました。
そして今のユアン窯が出来たのです。  

もう13年前になります。      

この窯のデザイン図は、造りたい人へ差し上げています。

陶芸の雑誌、「Ceramics TECHNICAL Vol.17」
に記事も書き、載りました。
同じ文を英文ですが、
ユアンのホームページのエッセイにも載せています。
Euan Craig Gallery エッセイ:Responsible Wood   

この小さな窯で環境を変えることは出来ないけれど、
環境保護について意識を高める手助けになると思います。

    
友人がユアン窯を造り、
その手伝いをしに行き、
昨日長野から戻りました。 

先月は窯造りのワークショップと、
窯焚きのワークショップ、
色々な方がこのユアン窯に
興味を持ってくれるようになりました。  

今では、日本国内はもちろん、
オーストラリア、アメリカ、チェコなどでも、
この窯が造られ、焚かれています。    

不得意なことから生まれた必要性を、
得意なことへ変えていく・・・。

改めてユアンのパワーを感じたこの何週間でした。  

結婚してもうじき14年になりますが、
まだまだこれからも驚かされることがあるでしょう・・・・。   

あなどれないオージーおやじ。

2007/11/10

益子陶器市が無事に終わりました

先々週末、窯焚きのワークショップ
「FANTASTIC FIRE」が終わって、
窯焚きもとても上々で、
参加者の方もとても楽しみながら
色々体験されたようです。

先週は11月1日~5日まで
益子の陶器市が行われました。

ユアンはいつも
「陶房ましやま」さんのところにテントを出しています。

どうせなら楽しまなくちゃと、
ユアンはおやじギャグを言いながらやってました。(笑) 


そしてテントの後ろで七輪を使い、
ちょっと焼いて食べたり、
お湯を沸かしてコーヒーを入れたり、
ビールを飲んだりして
陶器市を楽しんでいました。

時には、
お客さんにもビールを注いだり・・・(笑) 


沢山の方がテントに立ち寄ってくださいました。

毎回来てくださる方、
初めて立ち寄ってくださった方、
色々差し入れを下さる方など、
本当に感謝しています。
ここでお礼を言わせていただきます。
ありがとうございました。

ユアンも皆さまから元気をいただいて、
またまたおやじギャグにも拍車がかかります。(笑) 
   
私も子供を連れて、
時々行ってきました。

「いらっしゃいませ~!
焼きたてホヤホヤで~す!」
と、看板娘に看板息子が
いい笑顔で言ってくれました。(笑)

いったい誰が教えたんでしょうね?!



今回、ユアンから話をいつも聞いていた方や
メールでやり取りしてた方などに
お会いすることが出来ました。
うれしかったです。

いつも個展のハガキを出す時に
活字のお名前と住所にしか会っていないのですが、
こうやって実際にお会いすると、
その作業もお顔が浮かぶようになり、楽しくなります。

さてユアンは陶器市が終わり、ホッとしたかと思ったら
小学生の子供たちの学習発表会を観てから、
長野県の知り合いの家に、
ユアン窯を造るお手伝いをしに出かけました。

この前の窯造りのワークショップに参加した方が
何人か一緒に手伝うと言ってくださり
また一緒に窯を造るそうです。

今度は3日間でほとんど仕上げると言ってました。
どうなることでしょうね。

ユアンのことです、きっと楽しみながらやっているでしょうね。

その後は11月24日~12月3日まで行われる
ギャラリーセントアイヴスでの個展の準備です。
こちらもよろしくお願いいたします。

オージーおやじは大忙しですが、ギャグが出ている間は大丈夫でしょう・・・。

「笑う門には福来たる」というし、
笑っていきましょう!!