ページ

Welcome to my blog. This blog about my husband, Euan Craig, who is an Australian potter in Japan; about his works, making process, our life style and our family.

Euan Craig    A Potter's Life

このブログへようこそ。

陶芸家の妻、そして母である三日月こと私が綴るブログです。
オージー親父こと陶芸家の夫、ユアン クレイグの作品、制作過程、展示会や
家族との生活や色々な思いなどを書いています。

いわゆる贅沢はできませんが、
日本とオーストラリア両方の文化を取り入れたハイブリッド(?!)の生活をしています。

笑いあり、涙あり、歌あり、ジョークあり、賑やかに、
夫婦と子供たちと猫2匹で暮らしています。



21年間、益子焼きで活動してきたユアン。

東日本大震災で、震度6強の地震に被災し、
ずっと暮らしてきた栃木県を離れ、
私の実家のある、群馬県みなかみ町で再スタートし、
もうじき12年になります。

子供達の成長も含め、色々なことがありました。

まだまだ力が及ばないことも多々あり、
もがきながらも、私たちなりに頑張っています。

多くの方々、友人たちに助けていただき、
今までに色々なご縁に恵まれました。

ありがとうございます。

これからも私たちなりに頑張っていきますので、どうぞ見守っていてください。







2007/05/25

個展が始まります!

いよいよ明日から、
海老屋美術店での個展が始まります。
  
今回はとても大変な道のりでした。
  
最後の窯焚きのハプニングや、
肩を痛めてもう一回の窯焚きを断念したりと・・・。
  
何とか今日搬入し、セッティングしています。
窯焚きのハプニングはユアンのブログに
載っているので覗いてみてください。
英文ですがコメントは日本語でも大丈夫ですので、
お気軽に。
  
  
今回は湯呑が頑張ってくれました。  
 
  
  
個展とお食事会のお知らせをします。
  
 
器は使って初めて完成するというポリシーから、
シェフとのコラボレーションにより 自分の器を使っての
特別コース料理のお食事会も展示会開催中に行います。
  
私の手作りのWEBサイトのイベントページにも
詳しく情報を載せていますので、 よければご覧下さい。
  
  
  
=== ユアン クレイグ作陶展 EUAN CRAIG CERAMICS ===
  
期日: 2007年5月26日(土)~6月3日(日)    
AM11:00~PM7:00(会期中無休)
場所: 海老屋美術店    
  
東京都中央区日本橋室町3-2-18    
TEL:03-3241-6543     
  
初日PM5時からオープニング・パーティーを行います。
尺八の演奏もありますので、お気軽にお寄り下さい。
会期中作家は毎日画廊におります。    
  
  
  
=== お食事会 (要予約)===
  
会期中、割烹とよだ5代目の橋本亨氏と
料理と器のコラボレーションによる、
特別コース料理のお食事会を割烹とよだにて、今年も行います。
作家本人も毎回出席します。
5月26(土),30(水),31(木),6月1(金),2(土) 
PM7時より 料理と特別限定作品とで、15,750円
サービス料・税込(お飲物別料金)
  
お問合わせご予約先は  割烹とよだ まで    
東京都中央区日本橋室町1-12-3    
TEL: 03-3241-1025

2007/05/19



先日庭で乾燥させたあの作品を窯焚きし
今日はその窯出しをしました。


窯詰めした日は雨に雷とひどいものでしたが
窯焚きの時は雨も上がり、
星空がとてもきれいな夜でした。


嵐の後だけに空気が澄んで、
普段見えない小さな星まで見え
木々で遮られた空に星がいっぱいでした。

 
小さな一つ一つの星の光が体に、
心に沁み込んでいく感じでした。

  


窯を開け、作品の出来は、
「完璧」
とユアンが言うほどいいものでした。



オレンジの色合い、光沢も。
 

2007/05/15

乾燥中です。



迫ってきた個展、
ユアンは懸命に制作してます。

1週間分の制作した
作品を乾燥させました。

こう並べてみると
すごい制作量!


でもまだ色々作りたいものがあるので
個展作品のための
最後の制作をしています。

泣いても笑っても
これきりです。
後は薬掛け、窯焚きをしていきます。


家庭と仕事の両立は難しいのに、
がんばってます。
 

すごいプレッシャーとストレスのはずなのに
あまりそれを見せず、

黙々と仕事をしているユアンは
えらいなあと思う。

私は育児だけでも弱音を言ったり、イライラしたり・・・。

幸せはゴールにあるのでなく
この過程が幸せなんだと
どこかで読んだことがありますが、

私も過程を味わいながら一日一日を生きていかなくては、
と改めて思いました。

 

2007/05/13

全部手作り



今日、チョコレートやカーネーションを
ユアンが買ってきて、子供から渡させて、
子供が小さいと
「母の日」よりも
「妻の日」のよう。

子供よりもユアンの方ががんばってくれました。

でも子供たちからもプライス・レスのプレゼントをもらいました。
うれしいです。


個展前で忙しいのに夕食を作ってくれ、



レストランで食べたみたいでした。
料理も、器も、そういえばテーブルもユアンの手作りでした。

「器は料理を盛り付けて初めて完成する」と、いつもユアンが言いますが、
今夜はこの尺皿の完成度は満点ですね。(笑)



その上家族の笑顔までついて・・・。



2007/05/10

土揉み



ロクロで制作する前に土揉みします。

粘土を混ぜ、
中の空気を抜き、
ロクロで成形しやすくするために。

主に菊揉みをしますが、英語ではSpiral wedgingと言います。
意味は渦巻き揉みや螺旋揉みです。

それぞれの名前の
由来は見方が違うだけで、
同じ土揉みです。

面白い。
確かに角度を変えると見えます!
それぞれの呼び方の由来。


写真上は土揉みの粘土全体です
写真中は菊の由来です
写真下は渦巻き・螺旋の由来です


まったく違うものに見えているけど、
物事の見方を変えていただけで、
実は同じものだったりしますよね。

また逆に1つの物事の見方を変えると、
違った点が見えてきますね。

こういうことは身近に沢山あります。
例えば
ユアンと私はオーストラリア人と日本人と
違うけれど、同じ人間であり、
同じ人間だけれど朝型と夜型と
生活のリズムが違ったりします。

私たちはいったい何を見て生活しているのでしょう?
本当に見たままでしょうか?

なんだか混乱してきました、ぐるぐると・・・。


2007/05/07

玉つくり


粘土を10kgごとに
菊揉みで土揉みし、
玉つくりします。

新しいデザインの
尺皿を作ります。
この玉は1つが
2.5kgで1個1個
尺皿をロクロでひいていきます。


私がこれを手伝った時は、400gで100個やったことがありますが、
終わった頃には手が腱鞘炎になるかと思いました。


ボール状にしながら空気も抜いていくので力が必要です。


この笑顔で2.5kgをするって・・・・。
力ありすぎですよね。


力があってできてしまうので、体に無理をかけ過ぎるのを
よく心配してしまう私です。


本人はケロッとした顔して


「大丈夫だよ!」と言って、やってしまいます。


オージーおやじは普通の人じゃないと思う。


「そうかなぁ?」と言うけど本人は気付いてない。


繊細だけど、鈍いところ・・・気付かないところもありますからね!
バランスですね、バランス。